岡山と金沢では陸海空のインフラでの拠点性に雲泥の差があるんだよな

まず岡山港からは小豆島への定期航路が発着する
対して金沢港から出る定期航路は無く、豪華客船が時折立ち寄るだけ
日常的な移動の足として金沢港はまず利用されていない
http://www.k-port.jp/cruise/pdf/works_2018.pdf

岡山市には岡山空港があるが、金沢市には空港は無く、小松市まで赴かなければならない
しかも航空自衛隊小松基地と敷地を共有しているため、民間空港としての独立性はイマイチ

治水にしても岡山市には旭川、吉井川と一級河川が二つあり水量も豊富だが、
金沢市には一級河川は皆無、二級河川ばかりで格落ち
http://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/chisui/index.html

交通面では岡山市には四方からJR在来線が集まり、その内三方は他県の県庁所在地へ直通する特急が走り、
四国高松へは快速マリンライナーが高級感のある車両を使ってグリーン車まで連結して走る
その他、東西の大幹線として山陽新幹線も1時間に3本以上は利用できる
他方金沢市はもともと在来線が三方だった上、北陸新幹線が開業して東方面は三セクに移管、JR在来線は二方にしか伸びていない
しかも北方面は能登半島で行き止まり、西方面も北陸新幹線延伸で三セク移管が決定している
北陸新幹線自体も1時間に1〜2本のことが多い

高速道路網に至ってはもっと差が顕著になる
岡山都市圏は山陽道、岡山道、瀬戸中央道が通り、東西南北いずれの方面へも人・物・金を運ぶ大動脈となっているが、
金沢都市圏は北陸道のみ、能登方面へ向かう能越道は隣の富山県から能登半島の東岸を通っている
また、能越道からは直進で中京圏へ直通する東海北陸道も伸びており、もはや富山県が高速道路での交通拠点性を牛耳りつつある

結論:金沢は岡山と勝負するにはあまりに力量不足