北九州市長、主要2店舗閉鎖の井筒屋への支援「行政がする時代でない」
10/25(木) 7:55配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181025-00000034-san-l40

北九州市の北橋健治市長は24日、市内の主要2店舗を閉鎖する地場百貨店の井筒屋への支援について
「商業をめぐる利害がぶつかるケースもあり、特定の店舗を行政が集中して応援する時代ではない」と、
否定的な見方を示した。記者会見で語った。

さらに、井筒屋のJR黒崎駅前からの撤退については「市民からすると突然、退店するという話なので、
いろんな思いの方がいる」と語った。

井筒屋をめぐっては、北九州商工会議所が同日、井筒屋小倉本店で支援イベントを開催するなど、民間
に支援の動きが広がる。だが、記者会見で北橋氏は「地域全体を盛り上げるプログラムがあれば、エー
ルを送りたい」と述べるにとどめた。

地場百貨店の不振は、北九州市の流通業全体の不振を象徴する。来年1月の市長選で、産業振興策が争
点に浮上する可能性がある。