札幌は戦前は、北海道、千島・樺太といった北方領域の最前線基地だよ。
北海道拓殖は国が最も力を入れた施策のひとつだった。
戦後の北海道には、冷戦のさなか対共産圏に国境領域として潤沢に国費が投入され、
その金融センターとしての機能が札幌にはあった。
国が札幌をいかに重視していたかわかる。

一方の福岡は熊本や門司、長崎、下関と比べるとほとんど近現代史に出てこない。
国鉄の九州総局や鉄道管理局、九州農政局、九州財務局、旧郵政省九州支社がなぜ福岡になかったのかな?
国策上、福岡は重要な場所ではなかったんだよ。
福岡は平成に入って成長した新興都市だろう。