映画「風の谷のナウシカ」などで知られるアニメ制作会社・スタジオジブリのこれまでの歩みをたどる企画展「ジブリの大博覧会〜ナウシカからマーニーまで〜」が八日、富山市ガラス美術館で始まる。七日には報道向けの内覧会があり、約三千点が公開された。

 ジブリ映画のポスターや原画、絵コンテ、宮崎駿監督が書いた企画書など映画制作の裏側を垣間見る品々が並ぶ。

 目玉はスタジオジブリが監修し、市内のガラス作家ら三十人以上で共同制作した「ジブリの幻燈楼(げんとうろう)」。高さ約四メートルのオブジェに、ジブリ映画の名場面をモチーフにしたガラス作品が飾られ、光を当てて壁に投影される仕掛けになっている。

 制作に関わったガラス美術館の渋谷良治館長は「富山のガラスの総力を挙げて作った」と語った。

 会期は来年二月二十四日まで。十二月三十一日と来年一月九日、二月六日は休館。入場料は大学生以上千四百円、中高生千円、小学生八百円。

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