北九州人口減が5年連続全国最多 07月10日18時53分
https://www.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20190710/5020003508.html

総務省のまとめによりますと、外国人を含めた北九州市の人口は、去年1年間で
5000人余り減り、減少数が5年連続で全国の市区町村の中で最も多くなりました。

ことし1月1日現在の住民基本台帳に基づく総務省のまとめによりますと、外国人
を含めた北九州市の人口は、95万5935人で、去年1年間で5089人減り、減少
数が5年連続で全国の市区町村の中で最も多くなりました。

減少した内訳を見ると出生と死亡による人口の増減を表す「自然動態」は4104
人の減少でした。

また、転入と転出による人口の増減を表す「社会動態」は985人の減少で、
1742人の減少だったおととしより改善しました。

各区別に人口の増減を見ると、八幡西区が1578人門司区が1235人の減少と
なるなど6つの区で減っていて、人口が増加したのは500人増えた小倉北区だけ
でした。

北九州市では、転出者の数よりも転入者の数を多くすることを目標に首都圏など
からのUターンやIターンを増やしたり移住を促進したりする取り組みに力を入れ
ています。

北九州市の北橋市長は、「人口減少数は5年連続で最多となったが、『社会動態』
は改善傾向にある。その要因は、外国人市民の増加に加え、これまでの地元就
職促進や定住・移住関連の取り組み、企業誘致などの効果が少しずつ現れて
きたものと考えている。引き続きオール北九州の総力を結集し、あらゆる取り組み
を進めていきたい」というコメントを発表しました。