これでいいのか岡山県レビュー

きび団子と桃太郎。岡山県といえばやはりこれである。
だが、実際の岡山はちがう。魚は地物のサワラにイイダコ。ラーメンは岡山ラーメン。笑いのツボは自虐系。それが当然だと思っているのが岡山人である。
しかし、実はこれ、全国的にみればかなり特殊な「岡山気質」。外からみれば奇妙なものだったのだ。岡山人は気位が高い。
古代から栄えた吉備の地は日本でも屈指の地位を誇り、栄えある関西圏の一員だと思っている。
広島なんぞ眼中にないわけだが、本当のところでは、関西からは相手にされず、中国地方の中では広島に大きく後れをとっているのが現状だ。
食べ物は豊富で、災害も少ない、新幹線はすべて停車する。文化レベルも昔から高い。なのになぜ、岡山はパっとしないのか。
本書はその元凶たる岡山の暗黒面を探りつつ、それでも消えない真の底力を提示する一冊である。
https://books.google.com/books/about/これでいいのか岡山県.html?hl=ja&id=hqMQtwEACAAJ

岡山人の感覚と実態のズレを如実に表したパンチがある皮肉が効いた秀逸なレビューだな(笑)