金沢で売っている駅弁にしては安い様な

金沢駅「特製牛肉弁当」(1,150円)〜健在! 金沢のローストビーフ駅弁
ニッポン放送 2019年4月16日 11:50
【ライター望月の駅弁膝栗毛】
https://www.excite.co.jp/news/article/Com1242_171057/

https://i.imgur.com/hnB9G3p.jpg
415系電車・普通列車、七尾線・中津幡〜津幡間

北陸本線から移管されたIRいしかわ鉄道の津幡から和倉温泉の間を結ぶJR七尾線。
七尾線は国鉄時代、津幡〜輪島間の路線でしたが、JRになって、電化された和倉温泉までの路線となり、以北は「のと鉄道」になりました。(後に穴水〜輪島間廃止)
現在も七尾線の普通列車は、交流・直流電化区間両用の415系電車によって金沢発着で運行されています。

https://i.imgur.com/0O6cyRE.jpg
413系電車・普通列車、七尾線・津幡〜中津幡間

七尾線の列車が交直流電車で運行されるのは、途中にデッドセクションを挟むため。
北陸本線(現・IRいしかわ鉄道)は国鉄時代に交流電化されましたが、七尾線は平成3(1991)年に直流電化され、津幡〜中津幡間で電源が切り替わります。
国鉄形車両などでは、車内が消灯したり、前照灯の一部が消える風景が健在。
東日本エリアではだいぶ少なくなったせいか、ちょっぴり懐かしさを憶えるものです。

https://i.imgur.com/nOYr4wz.jpg
特製牛肉弁当

かつては奥能登への鉄道輸送を担っていた七尾線ですが、金沢の駅弁にもかつて“能登和牛”の名を冠した駅弁がありました。
牛肉を取り巻く環境が厳しくなった2000年代以降、その系譜を継いでいるのが、「大友楼」の「特製牛肉弁当」(1,150円)です。
ハードカバーの本を開くような重厚な包装も、趣があって好きな駅弁の1つです。

https://i.imgur.com/CA56gMU.jpg
特製牛肉弁当

(略)

特筆すべきは、「ローストビーフ」の駅弁であるということ。
地域によっては基準の見直しで、通常はローストビーフ駅弁が見られなくなっている駅もあるなか、「大友楼」によると厳しい温度管理を行うことで製造・販売を行っているそうです。
香り豊かな甘めのたれをかけて、牛肉のうま味とたれがしみ込んだ白いご飯をいただけば、それは金沢らしい上品な牛肉駅弁です。

https://i.imgur.com/aMSaQNY.jpg
415系電車・普通列車、七尾線・敷浪駅

2018年初夏から今年3月にかけて、七尾線の一部の列車には、「能登立国1300年」、「七尾線開業120周年」の記念ヘッドマークが取り付けられて、運行されました。
ちなみに七尾線の415系電車のなかに
は、ルーツをたどると昭和30年代から半世紀あまりにわたって活躍している車両も…。
ボックスシートに身を委ねながら、駅弁と共に懐かしさいっぱいの旅を楽しんでみては?