鹿銀にぎわい施設「よかど鹿児島」 開店準備 着々
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鹿児島銀行の新ビルにできるにぎわい施設「よかど鹿児島」。今月27日のオープンに向け準備が進めらています。

(記者)「今月オープンする『よかど鹿児島』です。オープンを2週間後に控え、各店では着々と開店準備が進められています」

鹿児島市泉町に建設中の鹿銀本店ビル別館。地上8階建てで、1階と2階には鹿銀が運営するにぎわい施設「よかど鹿児島」が今月27日にオープンします。
テナントは、飲食店11店舗と物販・サービス3店舗の合わせて14店舗。飲食店はすべて、黒牛や黒豚、大隅産ウナギなど県内の食材を扱う、地元の個人や企業です。内装工事も終わり、13日はテーブルの搬入やシステムの確認など、準備が進められていました。

(記者)「こちらの施設、最大のポイントは支払いの仕方です。すべての店が完全キャッシュレスになっていて、現金で支払うことはできません」

支払いは鹿銀独自のキャッシュレスシステム「ペイどん」などのQRコード決済、クレジットカードや電子マネーなどに限られます。

13日に開かれた定例会見で上村基宏頭取は、完全キャッシュレス化について「最初の混乱は覚悟している」としながら、将来的な効果に期待を覗かせました。
(上村頭取)「利便性は向上するだろうと思っている。意外と消費に結びつく可能性は高いのかもしれないですね。そうあってほしいと思う」

ところで、上村頭取は今月21日に頭取を退任することから、13日が最後の定例会見となりました。
2010年に頭取に就任して以来、肥後銀行との経営統合や新社屋の建設を主導するなど足跡を残しましたが、最後の会見では次のように話しました。

(上村頭取)「9年間の間いろいろあったが、どうも感想として自分がやった実感がない。みんながやってくれた。
頭取というのは神輿に担がれてるだけのことで、担いでいる連中のほうが大変ですよ。私もかつて担いでいたからよくわかる。そういう意味ではうちの連中はがんばる。今後もそうあってほしい」