カラフトアイヌはアイヌの一部族だよ:

サハリンのオホーツク文化の人骨は、大岬やモヨロの人骨にもっとも形態が近くサハリンアイヌ、北海道アイヌとは遠いことがわかった(Ishida, 1994)。

まず、頭蓋計測値の比較である。個々の計測値や頭の形、顔の縦横の比などの示数などを比べてみると、オホーツク文化人頭蓋の計測値や示数は、
現在の北東アジア集団の範囲にある。さらに、顔面平坦度計測を含む頭蓋計測値二二項目を基に、マハラノビスの距離を計算すると、
オホーツク文化人はやはり、ウリチ、エクヴェン、モンゴル、ニヴフといった集団に類似していること、サハリンアイヌを含め、アイヌとは相当な距離があることが判明した。
http://umdb.um.u-tokyo.ac.jp/DPastExh/Publish_db/2002Okhotsk/03/3200.html