中村勘九郎さんらが“お練り”
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20191027/5020004301.html
江戸時代の芝居小屋の雰囲気を再現する歌舞伎、「平成中村座」が、来月から北九州市で始まるのを前
に、歌舞伎俳優の中村勘九郎さんたちが、商店街を練り歩く「お練り」を行いました。九州では初めて
となる「平成中村座小倉城公演」は、来月1日から北九州市小倉北区の勝山公園に仮設の芝居小屋を
建てて、およそ1か月にわたって行われます。27日は公演を前に、出演する中村勘九郎さんや弟の
七之助さん、それに中村獅童さんなどが人力車に乗って、中心部の商店街を練り歩きました。
沿道には、およそ2万人のファンが詰めかけ、勘九郎さんたちはファンからの声援を受けて握手をしたり
、笑顔で応じたりしていました。芝居小屋近くの広場では勘九郎さんが「父の故・中村勘三郎が生み
出して愛した平成中村座が九州初上陸しました。 歌舞伎をまだ見たことのないたくさんの方々に、ぜひ
足を運んでもらいたい」とあいさつしました。このあと、関係者一同で、「小倉ゑびす締め」と呼ばれる
独特の手締めを行い、舞台の成功を願いました。八幡東区の50代の女性は「
芝居のチケットは取れませんでしたが、きょう、姿だけでも拝見できてよかったです」と話していました。