辻元清美サンの件は私のように大阪に住み多少なりと建設業界のからくりを見聞してきた者にとっては誠に荒唐無稽なものだとすぐ解る話である。
建設業界の紛争に絡みヤ★ザに数回に
亘って殺されかけた経験をもつ日本の「ジミー・ホッファ」こと連帯ユニオン関生・武 健一委員長サンは過去に権力からも弾圧をうけ懲役も経験しておられる。
まぁ率直に言って凄い人だと思うよ私は。

関西の土木建設業界というのは昔から
実にアンタッチャブルな世界でね。
今は随分とマシになったが以前はヤ★ザ顔負けの無茶苦茶な経営者が本当に多かった。
そういった連中と対峙し戦闘的組合リーダーとして争議を指導するのは正に命懸けだったと思う。何回も拉致され殺されかけたというのも頷ける話だ。

そういう世界だから運動と言っても必ずしも綺麗事ばかりでは無かっただろうね。
リーダーは事情によっては清濁併せ呑む度量が必要な場合もあったと思う。何しろ前述の通り昔の土木建設業界というのは恐ろしくアンタッチャブルな世界だったからね。

企業や権力の弾圧に加え時には裏社会の手先まで敵に廻して闘わねばならない先鋭的労働運動は正に荊の道だ。繰り返しになるが綺麗事だけで万事解決する様な生易しい世界ではないのだ。
此の辺の事情についてはジャック・ニコルソン主演の映画『ホッファ』に詳しく描かれているから是非とも一度ご覧になられる事をお勧めする。