【小林よしのり】 山尾志桜里、苦戦の原因について
東京新聞の選挙の情勢分析を読むと、愛知7区の山尾志桜里氏は「苦戦」と書いてある。
希望支持層の半分程度しか押さえておらず、無党派層への浸透も課題だそうだ。
自民鈴木は自公支持層を自公支持層を手堅くまとめる、と書いてある。
問題は無党派層への浸透が課題になっている点。
知名度はあるはずなのにだ。
つまり、いまだに不倫疑惑がマイナス・イメージになっているのかもしれない。
地方では、まだまだ価値観が男尊女卑で古いのかもしれない。
政治はあくまでも「公的」なもの、「私的」なトラブルで政治家を判断してはならない。
それは民主主義を劣化させるということが、分からないのだろう。
政治家はあくまでも能力で選ばなければならない。
国会中継もろくに見ないで、ワイドショーしか見ていなければ、山尾志桜里がいかに政治家としての能力が高いかが分からないだろう。
ワイドショー政治の弊害である。
山尾氏を応援する女性たちが全国にいるらしい。
週刊文春の写真をご覧になりましたか?と無党派層に語りかけて欲しい。
ただの一枚も決定的写真はないんですよ!と強調してほしい。
疑惑の弁護士とは、法律家どうしだから、徹底的な議論が必要な関係なのですと言ってくれ。
安保法制、共謀罪、生前退位、すべての課題で、政治家というのは本来、何百時間も議論しなければならない存在なのですと言ってくれ。
その能力が他の政治家にはない。
山尾志桜里には圧倒的にあると説得してくれ。
わしが再び愛知7区に行ったら、無党派層の意識を変えるべく説得しなければならない。
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