前原は共産党との関係を修復して、赤松グループのあべともの支援も得た
保守もリベラルも関係なくまともな議員は前原を支持する傾向にあるな

前原vs枝野の代表選で民進党は再生できるか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170803-00183086-toyo-bus_all

 この日が来るのは彼が予想していたより早かったのか、遅かったのか。いずれにしろ、これが“最後のチャンス”と考えているに違いない。
前原誠司元外相は8月2日夕方、民進党代表選に出馬することを正式に表明した。

 「いろんな人と相談を重ね、出馬を決意した」

 衆議院第一議員会館8階の自室で、前原氏は記者団にその決意を語っている。
「内閣支持率が大きく下がったのに、民進党の政党支持率も下がっている。政府への不満の行き場がない。
これは民主主義の危機、日本の危機だ。政権交代の場を作らないといけないと思い、不退転の決意で臨んだ」
「24年間の国会議員としての経歴、与党も経験した。党をまとめるのは自分しかいないと思う」。

■共産党との関係修復努力も

 前原氏は野党共闘には“選挙互助会”としての形を批判しながらも、
「民進党がどういう社会を目指すのか、賛同してくれるところとは協力できるところはしたい」と意欲を示した。
共産党とは、昨年4月の衆議院北海道5区補選では初めて共産党議員とともに街宣の場に立ち、かつて「シロアリ」と批判して悪化した関係修復に努めている。

 こうして支援をとりつけたのは、自身が率いる凌雲会のほか、素交会(大畠グループ)や創新会(松野グループ)。
出馬表明には“側近”の小川淳也衆議院議員や神山洋介衆議院議員のほか、素交会の篠原孝衆議院議員も顔を出した。

 そして前原氏は7月29日に出馬表明をした枝野幸男前幹事長を支持するサンクチュアリ(赤松グループ)にも手を伸ばす。
同グループに所属する阿部知子衆議院議員に、推薦を依頼したのだ。

 阿部氏は旧社会党系議員と見なされているが、その枠にとらわれないことが多いため、関係者からこっそりと「治外法権」と呼ばれている。
昨年の代表選でもサンクチュアリが蓮舫氏を応援していたにもかかわらず玉木雄一郎幹事長代理を応援した経緯がある。
そして今回の代表選では前原氏からの依頼を即諾した。