民進、離党歯止めかからず=前原代表さらに窮地
9/9(土) 17:32配信 時事通信
民進党議員の離党の動きに歯止めがかからない。

8月に離党した細野豪志元環境相に続き、同氏に近い複数の衆院議員も離党を検討していることが9日、分かった。
前原誠司代表が共産党との選挙協力見直しを鮮明にしていないことが影響したもようだ。
山尾志桜里元政調会長の離党に続く打撃で、前原氏の党運営は一層厳しくなった。

前原氏は9日午後、山梨県笛吹市で講演し、野党共闘について「基本政策の違うところと始めから協力して組むのはおかしい」
と述べる一方、「地域でさまざまな事情がある」と語り、昨年7月の参院選山梨選挙区で候補者一本化により勝利した実績に触れた。

前原氏は先の代表選で、共産党との共闘路線を見直す方針を掲げて勝利している。
ただ、前原氏は8日の各党あいさつ回りで、同党の志位和夫委員長の連携呼び掛けに対し、協議には応じる姿勢を示した。
党内の共闘支持派が反発するのを避けたとみられる。