>>411-415
来年には日銀の国債保有比率が50%を超え、いよいよ財政ファイナンスの誹りを免れなくなる。
そこに来て、リーマンショック級の危機がやってくればGDP比財政赤字は300%を優に超え
歴史上見ても破綻しなかった国家がない水準領域に突入。
実際、先進各国がリーマンショック後に行った異次元とも呼べる金融緩和によって
戦後最長級の好景気が各地で観測されている。これは通常起こる人口増、生産性の向上による
好景気とは明らかに違い、金融政策によって作られた景気=バブルである為、今後は
当然のごとくその反動としてのバブル崩壊。それも世界同時異次元金融緩和によって
膨れ上がった特大バブルの崩壊が予測される。つまりリーマンショックを超える、
歴史上類を見ない恐慌が遠からずやってくる。

その時日本はどうなるか。上述の通りGDP比赤字が300%を超え、日銀の国債保有比率は
50%を超えて更に急激な上昇が予想される。誰が見てもこれは財政破綻と呼ぶほかない状況に
なるのではないか。行きつく先は日本国債の格下げ、円、株、債券の同時暴落。
ハイパーインフレによる生活破たん。まあこれだけやって今まで破綻しなかった方が
奇跡なのだから、むしろ遅すぎたぐらいで識者にとっては驚く事でもないだろうが、
現実の見えていない愚民にとっては青天の霹靂。日本は大混乱に陥り、超高齢化社会を迎える
時期とも相まって再起不能、1人当たりGDPの半減、途上国に逆戻りの未来も想定される
事態に陥るであろう。