http://www.sankei.com/west/news/171008/wst1710080028-n1.html

 民進党の前原誠司代表(55)が苦しい戦いを余儀なくされている。自らの決断で合流を進めた希望の党の公認は求めず、無所属で出馬したためだ。選挙区で敗れれば落選の憂き目に遭う。

 8回の当選を重ねた過去の衆院選では、対抗馬に比例復活当選を許さないほど圧倒的な支持を得てきた。しかし、今回は「これまでにない逆風にさらされている」(後援会関係者)といいい、本人も「この1カ月は眠れない日が続いた」と苦しい胸の内を明かす。

 4日、衆院解散後に初めて地元で街頭演説した際には、「帰れ」「ウソつき」などとヤジも浴びた。

 5日夜、地元・京都2区(京都市左京、東山、山科各区)で開いた講演会では大勢の支援者らを前に、「どうか、私を助けていただけないでしょうか」と頭を下げた。