>>953
現在の参議院の3〜5人区が、全国に130選挙区あると思えばよい。

1.本来同じ政策であるはずの同一政党の同士討ちが行われ、
 政策が選挙の争点にならない
2.連立が常態化して(自民党も派閥という名の中小政党の連合政党)、
 大政党は連立の組み換えも駆使して永久与党となり腐敗が極限まで進む
3.連立が常態化(自民党は派閥の連合)するので、選挙公約・マニフェストは
 連立協議の過程で実質的に無意味となる。連立交渉・政策協定
 (自民党なら派閥間の談合、取り引き)の過程で次から次へと捨てられるから。
 だから逆に政治家もテキトーで過激なことを有権者に対して吹きまくっていた。
4.候補者が乱立して浮動票が分散するのでアテにならず、個人後援会を組織して
 利益誘導・バラマキをすることで、個人後援会を固め組織票を積み上げる金権選挙となる
5.浮動票・無党派層の声は基本的に無視される、国政に反映されない
6.当選ラインが得票率20%、場合によっては10%台となる。危険で過激な政党も
 一定の組織票を積み上げれば当選できる。どれだけヤバイと思う有権者がいても
 落選させることができない。
7.小選挙区制・比例代表制にはない大政党の複数候補の「共倒れ」、
 「票割りの失敗」という中選挙区制に固有の原理的で致命的な不合理が存在する。

などの理由で衆議院選挙から廃止せざるを得なかった欠陥選挙制度、
金権腐敗選挙制度。日本にしかない(なかった)のには、ちゃんと理由が存在する。

特に、「7.小選挙区制・比例代表制にはない大政党の複数候補の「共倒れ」、
「票割りの失敗」という中選挙区制に固有の原理的で致命的な不合理が存在する。」
ので中選挙区論者に「死票」・「民意の反映」云々を論じる資格はない。

例:1998年の参院選の複数定員区で自民党の共倒れが続出し議席ゼロ。
  共産党が議席を獲得。