アベノミクスの肝中の肝が失敗なのが明白になりつつあるぞ。立民にチャンス。

ついに一般預金者にも“マイナス金利”か 日銀副総裁が言及
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218833

とうとう一般の預金者にまで「マイナス金利」が適用されるのか――。先週、日本銀行の
中曽宏副総裁が都内で行った講演が波紋を呼んでいる。「適正な対価を求めずに銀行が
預金口座を維持しつづけるのは困難になってきている」「口座維持手数料が無料なのが
影響している」と語ったのだ。

要するに、預金者に「口座維持手数料」という新たな負担を――ということだ。
すでに金融機関は日銀に現金を預ける時、手数料を取られ、結果的に「マイナス金利」
となっている。日銀は、一般預金者へも「マイナス金利」を適用することを考えて
いると宣言した形だ。

「金融機関はどこも、収益力の低下に苦しんでいます。黒田日銀がゼロ金利から
マイナス金利にまで踏み込み、利ザヤを稼げなくなったからです。とうとう、
メガバンクは大規模なリストラをせざるを得なくなっている。金融機関の収益を
改善するには、手数料を取るしかないということでしょう」(経済評論家・斎藤満氏)

預金者にまで「マイナス金利」を導入したら、なにが起きるのか。
「口座の解約が相次ぎ、タンス預金が急増するのは間違いありません。預金が集まら
なくなった銀行は、融資する力を失い、その結果、景気は悪化してしまう。だから、
口座維持手数料の導入は難しいと思う。今回、中曽副総裁が発言したのは、
マイナス金利をやめるためでしょう。黒田日銀は、ホンネではマイナス金利をやめたい。
銀行の業績が予想以上に悪化しているからです。でも、自分たちでやめると、
マイナス金利政策が失敗だったと認めることになってしまう。そこで、預金者から
『口座維持手数料を取られるくらいならマイナス金利をやめるべきだ』との声が
強まることを期待しているのだと思います」(斎藤満氏)