熱心な共産党支持者と日常的に接したことがある人ならば熟知していることだが、
彼らは社会主義革命など求めていない。マルクスにも興味ない。
しかし、彼らは信じ切っている。共産党こそが社会の諸々の矛盾に目を向け、
不当な経営者に対抗し、社会的な弱者を守ろうとしてくれると。
日本社会党も民主党も大きな労組にだけ目を向け、そこから排除される労働者に冷たかった。
いままで日本社会に共産党が必要とされる理由があったのだ。
もしも立憲民主党が連合離れをして、本当に社会の隅々まで目配りできる政党になれば、
社会主義革命にこだわる日本共産党の一大ピンチとなる。