不愉快や嫌がらせという表現するくらい、行田激怒してた

民進党と希望の党との統一会派?
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新年のこの時期は、様々な行事で多くの皆さまと直接お話しをする、議員にとってはとても大切な機会が多いのだが、
こんなに、皆さんに不愉快な話を繰り返さなければならない新年もめずらしい。
理由は、民進党と希望の党の統一会派についての報道である。
昨年12月27日、「民進党が希望の党に対して、統一会派結成を申し入れ」
という報道がなされた。玉木代表は、「希望の党とはなんぞや」ということを
まずはしっかりと示すことが先決だと、代表選や就任時に力強く説いていた
ので、我が党は当然お断りするのだと思っていたら、
翌28日の役員会で、民進党との協議のテーブルに着くことを確認したそうだ。
一体どういうことなのか。私の理解を超えている。
党の政策を主張したり法案を通したり、国会で影響力を発揮するために
他党と統一会派を組むことは一つの有効な手法であるが、
大きな方向性や重要政策への認識の一致がなければ、国民の理解を得られないし、お互いに束縛しあうだけになりかねない。
希望の党は、穏健な改革保守政党を標ぼうし、結党した。
9条を含めた憲法改正の議論を進めることを選挙公約に掲げ、
玉木代表は憲法改正の議論を我々がリードする意気込みを内外に語っている。
また、希望の党は、現実主義に立脚した外交安全保障体制の構築という
方針を明確にしており、この方針からすれば北朝鮮など厳しい我が国周辺
情勢下においては、現行の安保法制をいかに適切かつ有効
に運用するかが現下では主眼となるはずだ。
憲法改正と安全保障の2つを見ても、民進党と希望の党は一致しているとは言い難い。いつまでに原発ゼロなのか、とか、
働き方改革の個々の政策など、その他の重要政策においても
考えが分かれる可能性がある。
民進党は希望の党だけでなく立憲民主党も入れて3党での統一会派を望んでいるが、立憲民主党はこれを拒否しているようだ。
至極当然のことだと思う。
希望の党も立憲民主党も、民進党出身者が多いのは事実だが、すでに異なる方向へと歩み出している、別々の政党である。
安倍一強打破は、政党活動の目的そのものではない。
議会制民主主義が健全に機能した時起きる、
むしろ、結果の話である。
昨年末の役員会では、統一会派について、党内協議を丁寧に行っていくことも確認されたようだが、いまだ
党所属国会議員に対する経過報告や意見交換の機会は設けられていない。
統一会派を組むのであれば、常識的には、国会召集前に結論を出すはずである。150日間の通常国会を
迎える前の会派届け出の締め切りは、参議院の
場合は1月16日なので、あと9日しかない。
統一会派を参議院でも組むつもりなのだろうか。
摩訶不思議な話である。
参議院においての統一会派など、民進党も当方もお互いに
望んでいないはずである。
参議院民進党の皆さんが、松沢成文氏、中山恭子氏、
私、行田邦子と会派を組みたいと思うのだろうか。
何かの嫌がらせかもしれない。
それでは、衆議院で統一会派を組むのだろうか。
衆議院議員が大多数を占める我が党において、
衆議院で民進党(無所属の会の方々?)と統一会派を組むこと
になれば、どうしても党自体の主張も束縛されるだろう。
衆議院のことには口出すな、と言われるかもしれないが、
それなら、参議院の独自の判断もお許し頂きたい。
いずれにしても、何がどうなっているのか、
我が党(執行部)は何をしたいのか、党所属国会議員に
説明をして頂く機会が早急に設けられることを期待する。
統一会派のゴタゴタについて、あまりにも多くの皆さまに
意見を聞かれ、またご心配も頂いているため、
私自身がどのように考えているのか、皆さんにお伝えすべきと思い、
党内議論の前ではあるが、つづらせて頂いた。