>>517
社会民主主義というのは、平等を実現する為なら何でもありの思想だよ
例えば所得格差が大きいというなら、正規雇用には所得補償をつけて、不足分が国が税金で補うとか
もちろん希望すれば正規雇用として採用できるような制度を作った上での話だけど
市場に対しても消費者保護や労働者保護の観点からの積極的な規制を掛けるとかね
有名なのが公共サービスの充実で、中低所得層へのサービスを充実する事で、再配分を徹底的に強化する
それ以外だと、例えば、企業と連携して補助金その他を設けて、中低所得層の購入する商品の価格を低下させるとか
(ちなみにこの再配分の徹底した強化も所得格差を縮小させるという事で結果の平等だという非難もあるが)
改良主義的手法で平等を実現する為には手段を択ばないのが特徴
結局、社会民主主義と社会自由主義の違いは、前者は中低所得層の利益を代弁しているのに対して
後者は社会の効率と合理性を最大化して、国力を強化するにはどうすべきかを主眼に置いている点に違いがある
社会自由主義の代表格であるアメリカ民主党が大企業の支援を受ける理由もここにある
優秀な人材や天才を一人でも多く発掘し、育てる事が、企業にとっては利益になるし、国の経済も強くするから
社会民主主義は全員に教育を施して、所得に関係なく、本人の能力と活動が所得等に反映される形になるけど
社会自由主義はチャンスを与えて、優秀な人材や天才であれば、拾い上げて教育を施して育て上げる反面
それ以外の人に関しては、家庭の資力によって教育水準が異なる為、拾い上げられる事はない
わかりやすく説明すると、きちんと教育すれば、そこそこの大学に行って、管理職になれる程度の子供の場合
社会民主主義だとそこそこの大学に行って管理職になるけど
社会自由主義の場合だと、この程度の子供だと優遇される事はないから、受ける教育は家庭の資力に左右される
だから低所得層なら大学に行かずに就職するし、中所得層でも、大学に行くのが厳しい家庭環境であれば
やはり大学に行かずに就職して、本来その人が持っている能力を活かす事なく人生を終える
端的に言うとエリート層になれる人材だけ吸い上げて教育を受けさせればいいっていうのが社会自由主義
その逆で各人の能力を最大限に引き出そうとするのが社会民主主義

>>533
本当にその通りで、結局、この国をどうしたいのか?って話だからね

>>548
その二つって実際にはかなり大きな開きもあるんだけど、きちんとやってない感じだよね