安倍政権は終わったな。10日付けの1面トップは本来なら米朝首脳会談のはずなのに、
ほとんどが「佐川国税庁長官辞任」を大見出しとした政局記事という異例の紙面構成だった
麻生の財務相辞任も含めた安倍政権の「終わりの始まり」ではないか、との観測が紙面構成につながったとみられると

麻生は遅かれ早かれPKO日報問題で辞任した稲田みたいに最後は辞任まで追い込まれるのは確実なんだから、
さっさと辞任させたほうがいい。安倍のお友達だからって無理に庇えば庇うほどダメージが大きくなるだけ


与党・閣僚経験者「いずれ、麻生の辞任は避けられないのでは」

自民幹部「もし、結果がクロなら、財務相辞任どころか政権全体が火だるま」


大揺れ森友政局、安倍1強政権は耐えられるか
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180311-00212098-toyo-bus_all&;p=1

 権勢を誇る安倍晋三首相の泣き所として1年以上もくすぶり続けてきた森友学園問題はここへきて急展開、永田町に衝撃波がひろがった。
3.11東日本大震災の満7年に重なった「森友政局」による激震が、安倍1強政権を窮地に追い込みつつある。

 北朝鮮危機打開での米朝首脳会談開催合意という世界的ビッグニュースも同時に進行し、
政権基盤を揺るがす「想定外の危機」が、永田町の枠を超えて「1強政治の歪み」への国民の不信といらだちをかき立てている。

■「トカゲのしっぽ切り」

 確定申告の締め切りを6日後に控えた9日夕、政府は佐川宣寿国税庁長官の辞任を認めた。
森友問題での一連の対応による混乱を理由に佐川氏が自ら申し出たとしているが、事実上の安倍政権による更迭だ。

 国会での同氏への証人喚問要求が高まる中での突然の“佐川斬り”に、野党側は「トカゲのしっぽ切り」と一段と政権攻撃を強めている。
次なる標的は、佐川氏の上司の麻生太郎副総理兼財務相。
当人は「(進退は)今、特に考えているわけではない」とはぐらかすが、
与党内にも「いずれ、辞任は避けられないのでは」(閣僚経験者)との不安が広がる。

 当面の最大の焦点は森友問題での国有地取引に関する「公文書書き換え疑惑」の黒白の決着だ。
担当閣僚の麻生氏は「国会に対する週明けの調査結果公表」を約束したが、
「もし、結果がクロなら、財務相辞任どころか政権全体が火だるま」(自民幹部)になるのは確実だ。

 その場合、首相の目指す9月の自民党総裁選での3選と、その先に見据える憲法改正実現にも赤信号が灯る。
一方、5月までの開催で調整が進む歴史的な米朝首脳会談の、
「重要なバイプレーヤー」(外務省)としての首相の役割への悪影響も出かねず、「政権が体力を失う」ことにもつながる。

 仮に大阪地検が公文書書き換えという「財務省の犯罪」を暴き出せば、
森友問題の核心である「国有地の不当な値引きによる売却」にも直結する。
その場合「最強の官庁」とされる財務省は「近畿財務局のお取り潰しも含めた絶体絶命のピンチ」(自民長老)となり、
「組織ぐるみとされれば、財務相辞任どころか内閣総辞職の危機」(自民幹部)にもつながりかねない。

 中央紙の10日付けの1面トップはほとんどが「佐川国税庁長官辞任」を大見出しとした政局記事だった。
「本来なら、米朝首脳会談より一官僚の辞任が大きく扱われることはありえない」(有力紙編集幹部)のだが、
麻生氏の財務相辞任も含めた安倍政権の“終わりの始まり”ではないか、との観測が紙面構成につながったとみられる。
首相の天敵とされる朝日新聞の報道をきっかけに炎上した「森友政局」の結末を、
政官界や財界とともにメディアも息をひそめて見つめる状況がまだまだ続きそうだ。