毎日新聞取材班による『枝野幸男の真価』(1000円)を2時間で読み終えた。
最後の「まとめ」は枝野の心境を代弁にしているようにも思える。

「96年体制の終焉」をうたう以上、枝野はあの時の鳩山や菅とは違う方法論を編み出し、
自らのやり方で政権にたどり着かなければいけない。だが、その道はまだ見通せない。
多党連立に必要とされる「知恵」の蓄積は、現在の政界、特に野党間では皆無に近い状況だ。
立憲民主党と枝野の真価が問われるのは、むしろこれからである。