>>314
>不破の本は、共産党外の学者では全く相手にされていない。

そういうきらいはあるが、これは不破氏が学者ではないので原典によらず翻訳されたテキストを基本にしているからだろう。
しかし共産党指導者・国会議員など多忙を極める中で、一研究者としてあれだけの著作をものにした能力は驚嘆に値する。
旧ソ連の官許マルクス解釈の枠を超えて、現代的な視点で読み込んだ意義はむしろ今後の評価が待たれるだろう。
しかし不破氏は自分の業績が学術界での評価などより、あくまで実際の運動の理論的武器となることを望んでいると思われる。