杉尾氏、立民入党を表明 民進に離党届「野党共闘進める」 長野
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杉尾秀哉参院議員(長野選挙区)は10日、離党届を民進党本部に提出したことを受け、長野市内で記者会見し、自身の去就について、立憲民主党に入党する考えを表明した。
ただ、民進党県連に新設される協議会と連携し、「野党共闘」路線を進めるとも強調。来夏の参院選では、同県連の羽田雄一郎代表を支援する方針を示した。

 杉尾氏は、民進党と希望の党が進める新党構想について、森友学園問題で財務省の公文書改(かい)竄(ざん)問題が発覚していることなどを踏まえ
「安倍晋三政権が窮地に陥っているときに進めるタイミングではない」と否定的な考えを強調。その上で、「政策を抜きにした『数合わせ』と受け取られかねない」と述べた。

 立民への入党届は12日にも提出すると明言。その後、同党の長野県支部を設立し、統一選で候補を擁立するため、作業を加速させるとした。

 ただ、野党共闘は今後も目指すとした上で、羽田氏が設立方針を示している「信州連絡協議会(仮称)」と連携していく意向を示した。

 民進党の支持母体に当たる連合長野については、「これまで通り協力してもらいたい」と、引き続き支援態勢を敷いてもらうことに期待した。同時に、野党共闘の実現に向け、「接着剤になってほしい」とも述べた。

 これに関連し、連合長野の中山千弘会長は、杉尾氏の支援に関し、「政策協定が前提」と一定の条件をつけた。野党共闘には「共産党を除いた形で、民進や希望、立民が連携できるか注視したい」と語った。