>>866
このあたりも。

首相退陣「夏が一つの区切り」 安住国対委員長
枝野官房長官「そんなに遅くない時期」
2011/6/4付
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0400U_U1A600C1MM0000/
 政府・民主党内に菅直人首相の退陣時期について今夏との認識が広がってきた。枝野幸男官房長官は4日昼のテレビ東京番組で首相の退陣時期について「長く居座る気持ちはない。そんなに遅い時期ではない」と言明。
民主党の安住淳国会対策委員長も都内で「首相は早晩決断するだろう。この夏が一つの区切りになる」と表明した。

 首相を支える内閣の要の官房長官と、国会運営を仕切る民主党国対委員長がそろって今夏の辞任に言及したことで、退陣の流れが強まる可能性が出てきた。
枝野長官は同番組で、9月に予定する首相訪米について「首相は自分が(日米首脳会談に)出るようなことは言っていない」と述べた。

 この後、退陣時期に関して記者団に「何月何日と言われれば幅があるが、常識の範囲だ」と語った。民主党執行部の一人も「長く居座るつもりはないだろう。退陣の時期は首相が決めることだ」と足並みをそろえた。

 首相は2日の記者会見で「原子炉の冷温停止、放射性物質の放出がほぼ無くなるまで全力を挙げる」と強調した。東京電力の福島第1原子力発電所事故の工程表に沿えば冷温停止は10月中旬から来年1月ごろまでで、
その時期までは退陣しないと受け止められた。

 しかし首相との会談で早期退陣を確約したと判断し、内閣不信任決議案反対を呼びかけた鳩山由紀夫前首相は「ペテン師」と反発。首相の退陣時期の解釈の違いが党内の混乱を拡大させており、
枝野長官や党執行部には早期退陣に言及することで事態収拾を探る狙いがあるとみられる。