参院選
大阪選挙区 自民も2人、公募で擁立方針 改選数4

自民党大阪府連は19日、幹部会と選対委員会の合同会合を開き、
来年夏の参院選大阪選挙区(改選数4)で公認候補2人を擁立する方針を決めた。
今月中にも公募を始め、6月中の公認申請を経て、党本部が正式決定する。
府連によると、自民が参院選大阪選挙区で2人を擁立すれば1962年以来、57年ぶりとなる。
この日は府連会長の左藤章衆院議員が候補者2人を擁立する方針を提案、了承された。
2013年から改選数が1増の4になり、2人擁立を目指しても、
共倒れを懸念して最終的に1人になる例が続いている。
左藤会長は報道陣に「(党本部から)2人立ててくれと言われているので、ひっくり返ることはない。
(16年に2議席を獲得した)維新の後じんを拝しているわけにはいかない」と述べた。
府連の決定を受け、元大阪府知事の太田房江参院議員(66)=比例代表=は同日、毎日新聞の取材に、
「大阪のため、公募について前向きに検討したい」と話し、大阪選挙区での出馬を目指す考えを示した。
また同日、現職の柳本卓治参院議員(73)が大阪市内で記者会見し、
次期参院選に出馬せず引退する意向を正式表明した。
同席したおいで元大阪市議の柳本顕氏(44)を後継に指名し、「公募であれば公募に応じる。応援したい」と語ったが、
顕氏は会見で発言しなかった。
大阪選挙区には立憲民主党が候補を擁立する意向。
公明党は現職の杉久武氏(42)が出馬を予定、
共産党は現職の辰巳孝太郎氏(41)の擁立を決定した。
現職の東徹氏(51)が改選を迎える日本維新の会は代表の松井一郎知事が2人擁立を目指す方針を表明している。