大阪・松井知事、早めの避難呼びかけ 激しい雨の予想に
https://www.asahi.com/articles/ASL6M6FV6L6MPTIL05V.html
 大阪府北部を震源とする震度6弱の地震から一夜明けた19日、
松井一郎知事は被害の大きかった大阪府高槻市を視察した。
20日にかけて被災地では激しい雨が予想されていることから、
松井知事は「雨による二次被害は何としてでも抑え込みたい」と記者会見で述べ、住宅が損壊した被災者に早めの避難を呼びかけている。

 松井知事は19日午後、小学校のブロック塀が倒れて女児が犠牲になった
高槻市立寿栄小学校や、ブルーシートがかかった損壊住宅などを約2時間かけて視察した。
その後の記者会見で、「水道管についてはもう復旧措置が終わり、見た感じは道路の状況も元通りになっていたが、
周辺の住宅にはブルーシートも見受けられた」と述べ、早期の復旧に全力を挙げる考えを示した。

 この日の視察は報道機関に事前に知らせず、高槻市長に会うこともなかった。
松井知事は「(復旧活動にあたる)職員の手を止めてしまうことになる。
現場検証もしているところで、パフォーマンス的になってもダメ」と述べた。