ここでも国民は他の野党4党一会派と一線画す


先週の衆議院厚生労働委員会で、野党側が抗議する中、働き方改革関連法案が与党などの賛成
多数で可決されたことを受けて、立憲民主党などは大島衆議院議長に対し、29日の衆議院本
会議での採決を見送り、法案を委員会に差し戻すよう申し入れました。
政府・与党が最重要法案と位置づける働き方改革関連法案は、先週25日の衆議院厚生労働委
員会で野党側が抗議する中、自民・公明両党と日本維新の会の賛成多数で可決され、与党側は
今の国会で法案を成立させるため29日衆議院を通過させたい考えです。
これを受けて、立憲民主党、共産党、自由党、社民党の野党4党と衆議院の会派「無所属の会」
の国会対策委員長が大島衆議院議長と面会し「議論を打ち切り強行に採決した委員会の運営は
あまりにも乱暴で、前代未聞だ」として、29日の衆議院本会議での採決を見送り、法案を委員
会に差し戻すよう申し入れました。
これに対し大島議長は「法案の扱いは、あすの衆議院議院運営委員会でよく話し合ってほしい」
と述べたということです。
一方、国民民主党の玉木共同代表は記者会見で「強い抗議の意思は共有しているが、委員長の
マイクを引きちぎったり、読み上げる紙を取り上げたりという対応は、『野党側も考えなければ
いけない面があるのかな』という中で、今回は一緒に申し入れをしなかった」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180528/k10011456101000.html