やっぱり血は争えないか 野党に転落しても財政再建したいの

https://www.asahi.com/amp/articles/ASL5W5HGTL5WUTFK010.html

■竹下亘・自民党総務会長(発言録)

 我々にはどうしてもやらないといけない課題がある。財政の再建だ。
 増税を喜ぶ国民は1人もいません。しかし、子どもたちや孫たちにこの膨大な借金を残し、財政の硬直化を招く状況のまま引き継いだのでは「今を生きる大人たちは役割を果たしていないのではないか」と思うぐらい、私はきつく、この問題を捉えている。
 幸い安倍晋三首相も来年10月の消費税引き上げは「必ずやります」とかねて約束をしているが、それだけで財政再建の方向が示せるものではない。歳出カット、増税という二つの分野で私たちは苦い薬をのまないといけない。そのためには国民の皆さんに徹底的に説明をしていかなければならない。
 時には選挙に負けるかもしれない。負けたっていいとは言えませんが、国家のためなら内閣の一つや二つ吹っ飛んだって、どうっちゅう話じゃないんです。「国家のために必要だ」と判断した場合、非難を受けようとも、その道に向かってまっすぐ進む。その時の内閣は潰れるかもしれないが、後世、必ず再評価をいただける。(水戸市内の講演で)