改憲への動きが鈍いのは、政権の相次ぐ不祥事の為という話が多いが、本当にそうか。政権に何のトラブルがあろうが、改憲案が良い物なら、堂々と出す筈だ。寧ろ評判を上げる為にも、改憲案を積極的にアピールする筈。そうならないのは、改憲案の中身がダメだからだ。

例えば、緊急事態条項。これは、政府が緊急事態宣言を出せば、政府は強い権限を持ち、選挙も停止できる様になるという物。これを使えば、完全な独裁政治にする事も出来る。強権化を進める自民党が、完全な独裁体制化を狙ってるのは明らか。
9条改正も、戦争法(安保法)を認める為の物なのは明らか。

こんな酷い内容だから、政府は改憲案の中身を余り表に出そうとしないし、改憲議論の動きも鈍い。改憲案を堂々と出して議論を進めれば、大反発を受け、更なる支持率低下に繋がるからだ。

「疑惑の多い政権下での改憲に反対」ではない。自民党改憲案の中身が悪だ。