日本人の給料はまだまだ下がる。
政府の「統計だけ」賃金アップに騙されるな
2018年6月7日

http://www.mag2.com/p/money/467861

日本の企業は賃上げを4月から6月あたりに実施するところが多いのですが、
1月になって急に「ベア」があった形になっています。

これは、突然1月にベースアップをする企業が増えたからではなく、
1月以降、調査企業のサンプルが入れ替わったために、
不連続に所得水準が上がったためと考えられます。

調査対象に賃金水準の高い企業が多く入っただけで、
ここで賃上げがなされたわけではないようです。

雇用者数も今年1月以降は伸びを高めていますが、これはパートなどの非正規雇用が中心です。

拡大した企業の利益は、人件費で還元されずに、企業の内部留保にたまる構図で、
黒田総裁の「所得から支出への前向きな循環」は、
企業の内部留保によって切断された形になっています。

企業にただ賃上げを要請するだけでなく、米国のアップル、アマゾン、グーグルに
負けない新市場の開発を官民挙げて進め、市場・所得機会の創造を図る必要があります。

そのための規制緩和は必要です。AI、ロボットなど、起業の機会を増やしたいものです。

財界は反対するでしょうが、非正規雇用の社会保険負担を企業が持つようになれば、
年金の払い漏れも軽減され、将来不安も軽減され、それが消費に回ってきます。
企業に偏った所得配分は、結局、消費市場の縮小から企業に跳ね返ってきます。 ?? 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:7bff9ed63942b4cd01610d20b2c06e65)