稲森氏、三重民主連合へ加入申請 社民を離党、民進系以外で初
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社民党三重県連の元代表で県議の稲森稔尚氏(草の根運動いが、1期、伊賀市選出)が旧民進党の議員らが近く設立する予定の地域政党
「三重民主連合」に加入を申請したことが13日、分かった。民進党系以外の議員が加入を申請するのは初めて。
稲森氏は三重民主連合に加入するため、13日付で社民党を離党。これにより、社民党県連は県内で社民党籍のある議員を失ったことになる。

 関係者によると、申請は1日付。三重民主連合の代表に就任する中川正春衆院議員(三重2区)が6月に加入を求めた。三重民主連合は稲森氏の加入を認める方針。一方、民進党系の県議会会派「新政みえ」(17人)には加入せず、一人会派を維持する考え。

 稲森氏は取材に「幅広いリベラル層の受け皿になることは極めて困難だと判断して離党を決めた」と説明。「三重民主連合に加入して自民党への対立軸を示したい。生活者や社会的弱者に寄り添った新しい政治の流れを地元の伊賀地域から作りたい」と話した。

 新政みえの代表で三重民主連合の副会長に就任する予定の三谷哲央県議は取材に「民進党県連に所属した経歴がなくとも、県内の議員で理念や政策が合えば加入してもらいたい。(稲森氏の申請は)三重民主連合の間口の広さを示す象徴的な事例だ」と話した。

 稲森氏は伊賀市議を経て、平成27年4月の県議選伊賀市選挙区で初当選。26年5月―同12月まで社民党県連の代表を務めた。24年には国会で記者会見し、任期満了に伴う社民党の党首選に立候補すると表明したが、推薦人を確保できず断念した。