政府、初動に万全期す=首相が陣頭指揮―北海道地震
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180906-00000088-jij-pol

 政府は6日、北海道胆振地方中東部を震源とする地震を受け、情報収集や人命救助など初動対応に全力を注いだ。

 7月の西日本豪雨では、「赤坂自民亭」と称した自民党議員の宴会が批判を浴びた。その反省も踏まえ、安倍晋三首相自ら陣頭指揮を執るなど万全を期す姿勢を示した。

 首相は6日昼、自民党の二階俊博幹事長と官邸で地震対応をめぐって会談。政府・与党が緊密に連携する方針を確認し、「しっかりやろう」と伝えた。
首相は今後、早期の現地視察を調整するとみられる。

 首相は地震発生直後の6日未明、関係省庁に被災者の救命救助などを指示。午前5時50分ごろに官邸に入ると、記者団に「人命第一で政府一丸となって災害応急対応に当たる」と強調した。
この後、関係閣僚会議を招集し、被災者救助やインフラ復旧に省庁が連携して取り組むよう求めた。

 初動対応を優先するため、政府は6日に官邸で開く予定だった副大臣会議など地震に直接関係ない会議は中止した。
首相自身も、自民党総裁選をめぐって同日予定していたテレビ・インターネット番組の出演を取りやめた。