自民府連幹部「自民が2人擁立すると票が割れるかもしれない。今回の動き(亀石弁護士擁立)をきちんと党本部に報告したい」

公明府本部幹部「(亀石弁護士は)かなり手ごわい。自維に2人ずつ出してもらい、票を分散してもらいたい」

維新・松井一郎代表「なんとも思いません(震え声)ふ、2人擁立するぞ!」

維新党幹部「いや、2人擁立するかはまだわからないから!」


立憲が亀石弁護士の擁立を発表 参院大阪、他党は警戒
https://www.asahi.com/articles/ASL9X51QSL9XPTIL017.html

 来年夏の参院選に向け、立憲民主党は28日、
大阪選挙区(改選数4)で新顔の亀石倫子(みちこ)弁護士(44)を公認することを決め、発表した。
同選挙区は現職や後継の候補4人に加え、自民党と日本維新の会が議席増を目指す混戦状態。
著名な女性弁護士の擁立に各党は警戒感を強めており、注目選挙区となりそうだ。

 28日に開かれた立憲の常任幹事会で決定した。その後、枝野幸男代表が大阪市内で亀石氏と並んで記者会見を開き、
「能力のある女性が力を発揮できる社会を作っていく上からも、(弁護士としての亀石氏の)経験が生きる」と強調。
同党が参院選で擁立に力を入れる女性候補の「目玉」とする考えを示した。

 亀石氏は北海道出身。通信会社勤務を経て2009年に大阪弁護士会に登録。
GPS捜査の適法性を争う裁判などに携わり、コメンテーターとしてテレビにも出演している。
この日の会見では、自らが関わった刑事訴訟の経験から
「刑罰を科す法律について、恣意(しい)的に解釈されたり運用されたりしないように立法行為に関わっていきたい」と語った。

 大阪選挙区では13年参院選で、維新、自民、公明、共産の4党が1議席ずつ獲得。
来夏は自民と維新が2人ずつの候補者を擁立する構えで、公明、共産両党も現職の再選を目指す。
改選4議席を与野党が入り乱れて争う構図になっていた。

 自民の府連幹部は懸念を示し、「自民が2人擁立すると票が割れるかもしれない。今回の動きをきちんと党本部に報告したい」。
公明府本部幹部は「かなり手ごわい」と指摘し、「自維に2人ずつ出してもらい、(票を)分散してもらいたい」と漏らした。
共産の府委員会の幹部は「目標は自公と維新を少数に追い込むこと。共産と立憲がお互い力をつけて頑張るしかない」と語った。

 一方、維新の松井一郎代表は28日、記者団に「なんとも思いません」と語った上で、改めて2人擁立に意欲を示した。
ただ党幹部の1人は「(2人擁立するかは)まだわからない」と含みを持たせた。