このまま参院選突入だろ 後連合幹部がこのままなら共倒れだから引いてくれだと複数区

https://www.sankei.com/politics/news/181011/plt1810110020-n1.html

来年夏の参院選に向けて連合と立憲民主、国民民主両党が結ぶ「政策協定」の策定が難航している。連合は当初、11日の中央委員会に両党代表を招いて締結する日程を描いていたが、先送りを余儀なくされた。背景には参院選での共闘をめぐる両党の見解の隔たりがある。(広池慶一)

 「『拙速に決めて、思いが違っていた』ということになってはいけない。丁寧に話し合いを重ねている」

 連合の神津里季生(こうづ・りきお)会長は11日、中央委員会の会場で記者団にこう語り、政策協定のとりまとめに時間を要していることを認めた。政策協定は参院選での協力の前提となる文書。協定締結により、連合が参院選で両党を支持し、公認候補を推薦することが固まる。
 両党を含む主要野党は参院選の改選1人区で候補者を一本化すべきだとの認識を共有しているが、複数区に関しては思惑が異なる。
 連合幹部は「文言のすり合わせは大変だった。立憲民主党は複数区で共倒れにならないように考えてほしい」と不満を漏らす
 連合は11月下旬に予定する中央委員会での政策協定締結を目指し、両党との協議を本格化させる。ただ、両党はエネルギー政策などをめぐる溝も抱えており、新たな火種が生じる可能性は否定できない。