日本の公務員数について「国家公務員は少なくても地方公務員は多いのでは?」、「独立行政法人や公益法人を入れたら違うんでしょ?」と思う人もいるでしょうが、前田健太郎の「市民を雇わない国家」の中には、それを含めても日本の公務員は少ない。
日本では、雇用主が源泉徴収を行い、かつ年末調整も行ってくれる。これによって税務行政の公務員数が少なくて済む。公務員数が少ないからといって、行政の効率性の高さを意味するワケではない。
前田健太郎が指摘した公務員数が少ないという事実と(強力な官僚機構という)日本人の感覚が乖離する理由は、人数は官僚制権力の強さや公共部門の効率性の指標ではないということ。