吉本芸人を批判しているのは的確だが、
東京マスコミの罪に触れないのは残念
正確には「東京マスコミにはもう大阪の庶民性を売りにするのは卒業してほしい」

世界で3番目に住みよい都市「大阪」、浪速っ子びっくり

現在日本人の間にある大阪のイメージは、マンガや映画、お笑い芸人が創り出したように思う。

大阪発祥の芸能プロダクション「吉本興業」に所属する芸人が一大勢力で、
テレビなどを通じて全国的な人気を誇る。
多くが関西弁を話すが、テンポが速くて荒っぽい下町の言葉だ。
お笑いタレントでもある東京出身のビートたけしさんがテレビで、
「東京弁のお笑いでも下町言葉でないとおかしさが出ない」と話すのを聞いたことがある。
お笑い芸人の言葉が、大阪弁から上品なイメージを奪う結果になっているのではないか。

ついでに言えば、大阪を代表する食べ物が「タコ焼き」とされるのが解せない。
大阪の人々は美食に金銭を惜しまない。
タコ焼きは大好きだが、あんな簡単な食べ物がその地の代表とまで言われるのは納得いかない。

大阪はかつて日本一の先進都市であり、今のように飾り気のない庶民性だけが魅力ではなかった。
伝統的な大都市としての分厚い蓄積があるからこそ「住みよい都市」で世界3位に入ったのに違いない。

大阪にはもう庶民性を売りにするのは卒業してほしい。
東京は今後、先進性だけを誇る面白みの薄い都市になってしまうかもしれないが、
大阪は一味違った先進性で、世界の人々を魅了してもらいたいものだ。

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