旧民主党系議員、自民党に接近? 12年に一度の“亥年選挙”
https://www.mbs.jp/news/sp/kansainews/20190114/GE000000000000026123.shtml

今年は参院選と統一地方選が同じ年に行われる12年に1度の「亥年選挙」の年。亥年選挙は、自民党にとって「鬼門」と言われています。そんな中、旧民主党系の議員が、参院選で自民党の公認候補になるなど自民党に近づく動きが出ています。

夏の参院選とともに4月に衆議院の補欠選挙もあるのが大阪12区(寝屋川市、四條畷市、大東市)です。去年12月に自民党の北川知克さん(享年67)が亡くなったことに伴うもので、13日、自民党大阪府連は候補者を公募で選ぶことを決めました。

「国政を担う方ですから、そういう見識も必要ですし。大阪のこともわかってくれる人でないと難しい」(自民党大阪府連会長 左藤章衆院議員)

関係者によりますと、樽床議員は自民党の二階幹事長と親しい間柄だといいます。自民党の大阪府連会長に樽床議員が公募に応募してきたらどう対応するか聞いてみました。

「自民党としてうんぬんではなくて、もし公募に応じてくれたらどうなるかというのは皆さんの意見を聞いて決める」(自民党大阪府連会長 左藤章衆院議員)
 Q.樽床さんが公募に応募してくるのは拒否しない?
 「それは公募ですから」

実はいま、旧民主党政権を支えていた人たちが自民党に接近する動きが出ているのです。民主党政権時代に財務政務官を務めた尾立源幸さん(55)です。
3年前の参院選・大阪選挙区で旧民進党から出て落選しましたが、今年7月の参院選で自民党公認の比例候補として立候補することが決まりました。一体なぜ?

「今まで非自民という形でやっておりましたし、二大政党を作りたいという思いでやってきました。
ただ、政策を実現するということになると、やはり与党でなければならないということを(支援者から)強く言われまして、清水の舞台から飛び降りる思いで自民党に入ってやるということにしました」(尾立源幸さん)

また、二階派の関係者によりますと、民主党政権時代に環境大臣だった細野豪志衆院議員は二階派関係者と水面下で接触を繰り返しているということです。
野党にとって各党の一致協力が課題とされる中、こうした動きは亥年選挙にどのような影響を与えるのでしょうか。