大阪ダブル選で維新が選挙公約 都構想の実現前面に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190315-00000503-san-pol

 4月7日に投開票される大阪の府知事・市長の入れ替えダブル選で、大阪維新の会は14日、知事選に出馬する吉村洋文市長(維新政調会長)と、
市長選に出馬する松井一郎知事(維新代表)の共通マニフェスト(選挙公約)を発表した。
大阪市を廃止して特別区に再編する大阪都構想の実現を前面に掲げ、選挙戦の主要争点とする姿勢を鮮明にしている。

 ■「大阪の成長を止めるな」

 維新は「大阪の成長を止めるな。大阪をひとつに」をスローガンに、看板政策である都構想の実現と「副首都」としての大阪の地位確立を目指すことを、マニフェストの第1項目に置いた。
前回ダブル選(平成27年11月)では、住民投票で否決されたばかりだったため、都構想は6番目の項目だった。
公約作りに携わった維新市議は、会見で「ワンイシュー(一つの争点)でもいいくらい都構想を前面に出した。(東京に次ぐ)もう一つの核をつくり、日本全体を成長させる大方針だ」と説明した。

 このほか、世界から投資や観光客を呼び込むためのインフラ整備などの成長戦略や、統合型リゾート施設(IR)の誘致、
徹底した行財政改革の推進によって財源を生みだし、教育や子育て支援、防災力の強化などにも重点的に取り組むとしている。

 また知事選では2025年の大阪・関西万博の開催決定をきっかけに、最新技術を生活に取り入れたスマートシティー(先端都市)を目指すことを、市長選では児童虐待や待機児童をゼロとすることを掲げた。