>>945 つづき
『一番興味深い点は,維新にとって現知事・現市長のパーソナリティが二の次になっている点だと思います。まあ市長が
 知事をやっても知事が市長をやっても大して変わらないと。これは言い換えると,政党としての意思決定こそが重要で,
 個々の意思決定なんてあんまり意味がないと言っているようでもあります。

 維新という政党にとって,知事や市長のポストというのは,政党としての政策実現を果たすためのリソースに過ぎず,
 候補者個人にとってどういう意味を持つかということはあまり注目されていない。
 これは「政党がなじまない」と言われ続けてきた日本の地方政治にとってすごく大きな出来事だと思うんですよね。

 その背景には,私がこれまでいろいろ書いてきたように,大阪府市というのが日本の地方政治の中で特別に小選挙区
 「っぽい」選挙制度になっているということもありますし,善教さんが書いているように維新が採ってきた政党中心の戦略が
 定着しているということもあると思いますが』 ←★この分析が「なるほど!」★

『この間の動きが脱法的と批判を受けてる理由のひとつは,地方政治をめぐる議論がこういう「政党としての動き」に
 慣れていないことにもあるように思います。
 知事・市長が極めて強い自律性と個性を持つ存在であるべき,という見方からすればそういう入れ替えは受け入れられ
 ないでしょう。
 しかし,個人よりも組織としての決定が重要な政党から見れば,まあ知事と市長を入れ替えてもあんま変わらんし
 何が問題かわからん,という感覚はありうると思います。』 ←そだね

結びは…
『そういったことを考え合わせると,政党としての維新に,政党になり切れない連合が政党っぽく戦うというのはまあ非常に
 厳しい話になるわけで,結局個人に焦点を合わせようとするように思います。

 まあ今後の報道の展開などにも左右されるのでしょうし,予測は仕事の外ですが,それなりに求心力のある政党に対し
 て個人で戦うには,ある程度のストーリーがないと大変だろうなあという気がします。 』 ←ふむふむ

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つまり、いつの間にか大阪の選挙、政治は別次元のもの(国政のような?)になっちゃってた、ってことかな…