平成31年(2019)4月10日に国立劇場(東京都千代田区)で行われた、天皇陛下即位30年を祝う祭典
「感謝の集い」で、 タレント・映画監督の北野武容疑者(72)が祝辞を述べる際、厳かな場にも
かかわらず不敬な発言を連発し、 意図的に式典の進行を妨害した疑いが持たれている。

同容疑者は、祝辞を読み上げる際、まず、最初の一礼で頭をマイクにぶつけた。
次に「祝辞。衆議院・・・・あ、こっちじゃない」と、別の祝辞を読み間違えたかのような行動を取り、
さらに紙を逆さまに持ち「おにはへ・・・・あ、こっちだ」と、文章を逆から読むなどの仕種を行った。

極めつけは、さらに「天皇陛下よりお土産でいただいた銀のケース(ボンボニエール)に入っている金平糖は、
今や我が家の家宝になっており、訪ねてきた友人に一粒800円で売っております」と、転売を匂わす発言も。

最後は「ずっと国民に寄り添っていただける天皇皇后両陛下のいらっしゃる日本という国に生を受けたことを、
幸せに思います」と取り繕ったものの、北野容疑者の行為に疑問を呈する声も多い。

その場にいた関係者の話によると、会場では失笑が起きたが、一瞬その場の空気は氷ついたという。
また、別の人は「さすがにやりすぎ。マイクに当たるぐらいまでは黙認できたが金平糖の話は、
アウトかセーフかと言われれば完全にアウト。バライティ番組のコントと勘違いしているのではないか」と
苦言を呈した。

そもそも、北野容疑者が当日着用していた紋付の家紋も、およそ本物らしくは見えず、最初から一連の発言を
想定し、 式典の進行を意図的に妨害しようとしたのではないかとの疑いが持たれている。 このことを問題視
する関係者は、 近く本人から事情を聴取する予定。