>>37
>>37の5択方式は世論調査と同様の方式であり、住民個々の日常的生活感覚の延長上に住民投票
があるので、住民は改まって心をこわばらせることなく、投票することができ、住民個々の心に
ある判断の揺れ、グレイゾーンの存在を投票に反映させることができる。
その上で最終的には「やる」、「やらない」を数値で明確に決めることが出来る方法だ。

現行の住民投票では「賛成」か「反対」かの2つしか選択肢がないが、この2択方式は投票する
住民にとっては無理やり決断を迫られる感じで、決して安心して心穏やかに投票できるものでは
ない。

「どちらでもない」と思っている住民、決めかねている住民は棄権(投票しない)か、白票を投じ
るか、又は無理にどちらかに投票しても投票そのものへの不安と不信が心の中にくすぶり続ける
ことになる。

そうすると、投票の集計結果に対しても、その集計結果に基づいて実施される政策に対しても
不安と不信の眼を向けることになる。これは非常に良くない事態だ。社会の分断を招くかも
知れない。

一方、世論調査と同様の5択方式にすると、現行の2択方式で賛否に迷って棄権又は白票を
入れて来た人たちにお墨付きが与えられ、安心して投票できるので、全ての住民の意思を
集計の中に取り込むことができる。
投票した住民たちは自己の責任において最終結果を受け入れるだろう。

言い換えると、この案のターゲットは、優柔不断、「長いものには巻かれろ」式の他力本願、
迷える子羊的な住民たちということになる。