棄権について

山本太郎は、本日行われた予算委員長解任決議および財務大臣の問責決議の採決に参加しなかった、つまりは棄権した。

これから棄権の理由を説明をしますが、「野党」と一括りにすることをお詫びいたしたい。
戦いたい野党もいるのは承知しています。
加えて、政治の劣化の根源は、現在の与党側にあり、
官邸の下請けに成り下がった立法府の自殺行為を率先しているのも与党側である、
ということを前置きさせていただきます。

参議院規則を無視し、予算委員会を開かなかった予算委員長。
大臣としての資質がない、財務大臣。
職を辞していただきたい。
ごもっとも!

なのに私は、棄権した。

それに対して、自民党に擦り寄る準備か?などと妄想される方がいるなら、
全く違うし現在の政治をちゃんと見れていない。

このタイミングの問責。
何の意味をもつのだろうか?
国会閉会間近の風物詩、以外にその理由は見当たらない。

与党側が予算委員会を開かないなら、他の委員会審議はやらない、
「本会議もやらない、とにかく予算委員会の開催が全ての委員会審議を再開する条件だ!」という姿勢を野党は見せたか?
見せなかった。

ゴールデンウィーク前から、予算委員会を開かない問題があった。
しかし、GWが始まる前に本会議を開く合意をしてしまっている。

ズル休み、●●連休、と揶揄されることを恐れて、
自民側の要求を受け入れたのかも知れない。

それがどうした?

何を言われようが、行政監視機能を発揮できずに、
数々の疑惑や議論しなければならない問題を白日の下に晒せないほうが、
この国に生きる人々にとっての本当の不利益だ。
予算委員会の集中審議に引っ張りだすまで、徹底抗戦以外になかったはず。

GWが明けてからは?
ほぼ通常運転。

与党は予算委員会を開かない、けしからん。
確かにそう。

しかし、そこに与党が開かざる得なくなる戦いはなかった。

与党側は、開けばダメージを受けることがわかってる、だから開かない。

野党は数の力ではとても及ばない、ならば体を張ってでも開かせる。
その気迫がなければ開けるはずもない。

事前の戦いが事実上ほぼない中で問責されても痛くも痒くもない。

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