旧民主党が政権を獲得してから16日で10年となる。政権は内紛や失政を繰り返したあげく3年3カ月で崩壊し、
下野後も後継政党は低迷が続く。節目の日を境に立憲民主、国民民主両党などは17日に党首会談を行い、衆参両院での統一会派結成について詰めの協議を行うが、再結集には10年前のような高揚感も期待感も欠けている。

 「党がまとまらなかったこと。そういうものを乗り越えていかないと信頼されることはない」(岡田克也・元民主、民進党代表)

「違いを超えてまとまる力がなければ」(国民の玉木雄一郎代表)

旧民主出身者は過去の教訓をそう語った。支持団体である連合の古賀伸明前会長も12日のBS11番組収録で「いったん代表を決めたらフォロワーシップ(補佐力)が欠如していた」と振り返った。

今回、統一会派の結成にあたり立民の枝野幸男代表は「同じ過ちを繰り返さない」と強調。支持を取り戻すと意気込む。

ただ、旧民主政権の問題は内輪もめだけではない。

 立民、国民などは憲法や原発などの基本政策で相いれない部分があり、対決型の立民と対案路線の国民で目指す野党像も異なる。統一会派に関する合意文書では「それぞれの立場に配慮」と政策面の独自性の相互尊重をうたったが、
政府提出法案に対する賛否など会派として統一した歩調を取ることとは両立しにくい。内紛の火種は残り、「民主の繰り返しになるのは目に見えている」(国民ベテラン)と悲観的な意見も漏れている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000562-san-pol
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