音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)
2019年12月07日 09:15

与党の矜持はどこへ?森ゆうこ議員への懲罰請願、理事会で採択されず


こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本会議・委員会での審議はすべて終了し、
あとは閉会日に向けて内閣不信任案の提出・会期延長の駆け引きなどが行なわれるのみとなりました。
そんな中、予算委員会・理事会に付託された森ゆうこ議員への懲罰を求める請願への態度表明が行なわれました。
森ゆうこ氏懲罰請願:野党4党の反対と与党のバックれで審査未了か
http://agora-web.jp/archives/2043047.html
>請願に賛成は維新のみ。立民、国民、社民、共産の野党4党は「議員の身分に関わる」として反対を表明。
与党側も、自民・公明が「引き続き検討」として旗幟を鮮明にしなかったといい、事実上、請願を黙殺した形だ。
上記の記事に記事にもあるように、信じがたいのは与党側の態度です。
本件は、政府が進める規制改革のために尽力した有識者・原英史氏に対して、
森ゆうこ議員が長期間に渡って謂れのない名誉毀損を浴びせ住所まで晒し者にしたもので、
与党こそ積極的に懲罰に動かなければならなかったはずです。
自民党内でも塩崎恭久議員・小林史明議員など、心ある議員たちが声を上げ始めていました。
彼らが指摘をする通り、「こんな誹謗中傷を許したら、本気で規制改革に取り組もうとする人なんて誰もいなくなる」のです。
にもかかわらず、全会一致が慣習である理事会協議において、
事実上の反対をして黙殺した参院自民・公明の対応は論外であり残念としか言いようがありません。
特にこうした国会議員サイドに当事者がいる請願内容については、
多数決での賛否を公開の場で取るなど、慣習通りではない対応が必要です。
今回の一連の騒動の中で、権力者から発言者を守るための「免責特権」が濫用された時の恐ろしさや、
それを止める歯止めが国会にないという問題点が顕わになりました。
一方で、まだ闘いは終わっていません。維新は参院議長宛に懲罰対応を求める意見書も提出しており、
最終日まで少ないながらも打てる手・可能性はあります。
世論の後押しも必要です。引き続きご注目とご支援を宜しくお願い致します。
それでは、また明日。

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