>>389
上田耕一郎は、ソ連の社会主義建設の事業と書いている。独ソ戦も含むとしても、それだけではない。
上田は、128ページに「ソ連はスターリンの指導のもとで、…略…その後の二つの五か年計画によって、
…略…零細農民経営から社会主義農業への歴史的移行をなしとげるとともに、発達した社会主義工業の建設という課題をも成功裏に成し遂げ
、」と書いている。
農業の集団化では、土地を取り上げられる農民が抵抗したのに対し、そういう農民を処刑・強制収容所送りにするなど大量殺戮をしている。
工業化でも、農民から穀物を取り上げ、それを輸出し、機械などを輸入して達成されたものである。
その結果、多数の農民が餓死したという大量殺戮である。
上田は、そういう大量殺戮を成功と評価している。

日本共産党の考える共産主義が、人権や民主主義と相いれないのは、上記を見れば明らかだ。