松江市で2020年の1年間に自ら命を断った人の数が50人となり、2019年の2倍に迫る急増だった事が分かった。このため市も補正予算案に対策費を計上した。
国がまとめた2020年・1年間の自殺の現況では、松江市在住で自ら命を断った人が50人いた事がわかった。これは、前の年・2019年の31人を大幅に上回り過去5年間でも最も多い厳しい状況となっている。
これを原因別に見ると複数回答の結果で最も多いのは健康問題、次いで家庭問題などとなっているが、原因はよくわからないケースが多くを占めている。このため松江市では。

(上定市長)
「自死対策のための情報発信の強化を掲げています」

上定市長としては初めてとなる独自の予算編成に、自殺防止対策を組み込んだ。具体的には緊急の対策として市内のバス停や街頭ビジョンを活用し、相談窓口などを知らせる情報を流す事とし、6月補正予算案に約130万円を計上している。
島根県内全体では2020年・1年間に2019年より15人多い124人が命を断っている。

6/16(水) 20:19
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