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自公 改選過半数の勢い維持 参院選FNN中盤情勢調査

7月10日に投開票を迎える参議院選挙で、FNNはこの週末、激戦の選挙区を中心に電話調査を行い、取材も加えて中盤情勢を探った。

全体としては、自民・公明の与党が堅調で、改選議席の過半数を上回る勢いを維持している。

今回は、激戦となっている選挙区を中心に、固定電話と携帯電話で調査を行い、1万4,681人の有権者から回答を得た。

自民党(改選議席55)は、東北など一部で苦戦、甲信越などで接戦となっているが、勝敗を左右する32の1人区のうち、20以上で優勢で60議席を上回る勢い。

公明党(改選議席14)は選挙区、比例ともに堅調で、現有議席維持を視野に入れており、与党で改選過半数(63議席)を大幅に上回る勢いを保っている。

立憲民主党(改選議席23)は、1人区のうち優勢なのは東北の一部のみで、このほかは接戦か苦戦しており、改選議席を割り込む公算が大きくなっている。

日本維新の会(改選議席6)は、関西圏以外でも議席獲得の可能性があり、比例でも積み増しが見込まれ、倍増の勢いを維持している。

共産党(改選議席6)は、首都圏で2議席獲得を伺うが、改選6議席を維持できるか微妙。

国民民主党(改選議席7)は、選挙区ではいずれも接戦もしくは苦戦で、改選議席の維持は難しい情勢。

れいわ新選組(改選議席0)は、選挙区で1議席、比例でも議席獲得が視野に入る。

社民党(改選議席1)、NHK党(改選議席0)は、議席を獲得できるか微妙。

諸派の参政党は、比例で議席を獲得する可能性がある。

ただ、投票先を決めていない有権者も多く、今後終盤にかけて情勢が変化する可能性もある。