小沢 時代を遡って一九五六年に日本が国連加盟の簽名書(申し込み書)を提出したときに、
一定の限定をつけたと話す人がいる。
しかし、あの文書を素直に読めば、一定の制限なんて、どこにも書いていない。
それどころか「あらゆるすべての協力を日本はする」と書いてある。

「あらゆるすべての協力を日本はする」といって加盟を申請した以上、「3Kはいやだよ」という議論は成り立ちません。
答申案について軍事面ばかりがクローズアップされていますが、
日本が得意としてできることの九分九厘は、もちろん非軍事の分野です。
世界が日本に期待していることもそうなのであって、
アメリカと肩を並べて一緒に戦えなんて、誰も期待してないし、そんなことを言うつもりはない。

江田 無理ですしね。